内容説明
構造構成主義に脳科学や認知科学の成果を援用し、「ひとで成り立つ医療の源の視点」をひも解く。
目次
1 問題の所在―緩和ケアの特徴と関連し本質的に内在する問題について(「辛さ」に焦点を当て、これに対応する―主観を治す;全人的医療を志向する―意味や価値をも対象とする ほか)
2 構造構成主義について(構造構成主義とは何か;構造構成主義が持つ関心 ほか)
3 重要な概念について(主客問題・認識問題;自然的態度 ほか)
4 臨床に直結する7つの具体例(「痛み」について;「せん妄」について ほか)
著者等紹介
岡本拓也[オカモトタクヤ]
1966年、兵庫県淡路島に生まれる。兵庫県立洲本高校、京都大学法学部卒業後、浪速少年院法務教官、キリスト教会奉仕を経て、北海道大学医学部を卒業し医師に。札幌医科大学地域医療総合医学講座からスタートし、聖隷三方原病院、栄光病院での勤務を経て、現在は洞爺温泉病院ホスピス長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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