内容説明
認知症ケアの有効な考え方として福祉現場に広がるパーソンセンタード・ケア。認知症ケアの13の物語(事例)と、提唱者トム・キットウッドと継承者ボブ・ウッズのていねいな解説から、「パーソンセンタード・ケア」の理念と考え方がわかる。
目次
よい実践をモザイクのように積み重ねて―パーソンセンタード・ケア13の物語から
その人の過去を通じて
リズムのある社交的な人生に戻る
自己の喪失と再発見
恐怖に駆られて安全な世界を守る
最上級のサービスを求めた英国紳士
隠された苦悩の深み
唯一の悲しみの表し方
本当の脅威への反応
社会的な役割から締め出されて
痛みの壁を穏やかにのりこえる
愛の重要なカギ
友情という贈り物
鎮静剤、手術、そして足の爪
著者等紹介
キットウッド,トム[キットウッド,トム][Kitwood,T.]
ブラッドフォード大学の老年学教授。1988年に没するまで、ブラッドフォード痴呆研究グループのリーダーであった
ウッズ,ボブ[ウッズ,ボブ][Woods,B.]
ウェールズ大学の老年臨床心理学教授
稲谷ふみ枝[イナタニフミエ]
久留米大学
石崎淳一[イシザキジュンイチ]
神戸学院大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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