内容説明
スペイン内乱、対独抵抗運動、祖国解放という「輝かしい冒険の夢」から、ペルシアでの秘密工作、インドシナ戦争、朝鮮戦争における権力の「傭兵」としての闘かいへ…。戦争と冒険の夢に全てを賭けたフランス人大尉ピエル・リルルーの生と死を軸に、戦後の状況に幻滅し朝鮮戦争で闘かうことを志願した青年たちの友情と挫折を描く。国境・思想・時代を越えて読者を魅了する、戦争冒険小説の最高傑作。
著者等紹介
ラルテギー,ジャン[ラルテギー,ジャン] [Lart´eguy,Jean]
小説家、ジャーナリスト。1920年パリ郊外に生まれる。1939年に軍役志願。休戦期の1941年にはトゥールーズ大学で歴史学を専攻。1942年に密出国を試みるも、スペインの治安警察に逮捕され九カ月の収容所生活を送る。釈放されると北アフリカの自由フランス軍に合流し、以降は将校として地中海、フランス、ドイツを転戦した。大戦後はジャーナリストを志し、フランス各紙に寄稿していたが、朝鮮戦争勃発でフランスが派兵を決定すると即時再役を志願。1951年、朝鮮戦争での負傷により退役。2011年没。享年九十歳
岩瀬孝[イワセコウ]
1920年生まれ。仏文学者、早稲田大学名誉教授。2002年没。享年八十二歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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本棚葬
3
ときは朝鮮戦争、戦略的価値など何もない「白く輝くきれいな山」への憧れに魂を奪われてしまったアメリカの将軍が、数多くの兵士を血みどろの塹壕戦に送り込む。スペイン内乱の国際義勇軍を皮切りに自らの夢と憧れのために闘い続けてきたフランスの青年は、歳をとって夢も憧れもすべて失い、塹壕のなかで死んでゆく。「人間てものは尻を蹴とばして夢を与えてさえやれば、糞だめから這い出す気をおこす。(中略)ただし、そのためならどんな音楽でもかまわないってわけじゃないがな」という、元国際義勇軍大隊指揮官フォーガの言葉がこころに残る。2025/11/28
dani
2
2段組400ページというボリュームで内容もかなり硬派。我ながらよくまぁ最後まで読んだものだ。リルルーの過去の冒険譚には惹かれるものがあったのに、全体を通すとイマイチに思うのは、その長さ故か、朝鮮戦争という舞台故か。それにしても、指導者ってヤツは。。。2015/02/05
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