内容説明
本書では、生産における職人の自己実現と、多様な消費者の行動への顧客対応とを両立しうる企業組織としての伝統工芸・地場産業に注目し、また個の新たな再組織化としての地場産業における社会的分業を再評価するということによって産地の改革を位置づけようとしている。
目次
第1章 伝統工芸と地場産業
第2章 産地の展開
第3章 産地の構造
第4章 地場産業研究の系譜と課題
第5章 調査方法論
第6章 産地調査
第7章 産地調査の方法
第8章 調査報告書の作成と産地政策
著者等紹介
井上秀次郎[イノウエヒデジロウ]
1945年、滋賀県生まれ。1969年、法政大学社会学部応用経済学科卒業。日本電子専門学校(情報工学部情報処理科)、南日本短期大学(経営科)、長崎総合科学大学(工学部管理工学科)、京都経済短期大学(経営情報学科)を経て、現在、東邦学園大学経営学部教授、京都経済短期大学名誉教授。専攻は、経営学(生産管理論、経営情報論)
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