内容説明
ウサギさんが小さな椅子を作ります。「どうぞのいす」という立て札を一緒に立てておいたところ、やってきたロバさんは、椅子の上に持っていたどんぐりを置いて一休み、気持ちよくて眠ってしまいます。そこへクマさん、キツネさん、リスさんと動物たちが次々とやってきて、「どうぞならば」と椅子の上にあるものを全部食べてしまいます。でもその度に、代わりに持っていたものを次々と置いていきました。ロバさんが目を覚ましたとき、椅子の上にあったのは…。思いやりの心を育む、優しさに満ちた絵本です。
著者等紹介
香山美子[コウヤマヨシコ]
1928年東京生まれ。『あり子の記』(理論社)により、第3回日本児童文学者協会賞受賞。『こんたくんのえーとえーと』(金の星社)など、絵本作家としての活動のほかに「おはなしゆびさん」「げんこつやまのたぬきさん」等の童謡詩人でもある
柿本幸造[カキモトコウゾウ]
1915年広島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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