遠藤周作―その文学と神学の世界

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 501p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784902211955
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3016

内容説明

日本で初めての遠藤文学の神学的探求。悪、罪、裏切り、弱さ、棄教、新しいイエス像―。遠藤周作が投げかけた神学的な問いを考察する。

目次

第1章 遠藤周作の伝記(「似合わない洋服」;フランス留学(一九五〇~一九五三) ほか)
第2章 文学と信仰(信仰の言語;文学と神学 ほか)
第3章 遠藤周作の小説(『白い人‐黄色い人』;『海と毒薬』 ほか)
第4章 遠藤周作の神学(西洋の一神教文化と日本の汎神教世界;苦しみの神学 ほか)
第5章 基礎神学的評価(美的感覚とそのフィクションを通しての表現;宗教以前の領域 ほか)

著者等紹介

アデリノ,アシェンソ[アデリノ,アシェンソ] [Adelino,Ascenso]
1954年ポルトガル生まれ。1991年ポルトガルの「ボアノヴァ宣教会」に入会。1998年司祭叙階、来日。2000~2004年カトリック阿倍野教会助任司祭及びカトリック平野教会協力司祭、梅田ブロック共同宣教司牧チームメンバー、英知大学非常勤講師。2004~2008年ローマ・教皇庁立グレゴリアン大学に留学・神学博士(Transcultural Theodicy in the Fiction of Shusaku Endo,EPUG,Roma 2009)を取得。2009年再来日。2009~2012年聖トマス大学非常勤講師。2010~2012年カトリック高槻教会・茨木協会共同宣教司牧チームメンバー。カトリック高槻教会・茨城教会・千里ニュータウン協会共同宣教司牧チームメンバー、カトリック大阪大司教区諸宗教対話担当司祭、遠藤周作学会会員、日本宣教学会会員、日本カトリック神学会会員

川鍋襄[カワナベノボル]
1963年東京大学経済学部卒業。1966年東京大学大学院経済学研究科退学。1965年アジア経済研究所研究員。1968年神戸商科大学商経学部講師。1978年神戸商科大学商経学部教授。2006年兵庫県立大学経済学部(旧神戸商科大学)定年退職、名誉教授。専門分野:国際経済学、低開発経済論。2013年、逝去

田村脩[タムラオサム]
1960年中央大学法学部卒業。企業勤務を経て1993年カトリック大阪大司教区本部事務局勤務。2009年退職。遠藤周作学会会員、周作クラブ会員、カトリック伊丹教会信徒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品