内容説明
“民生主義”と“武力の政治”、非線平和に導く営み。農本主義者と称されて来た権藤成卿。同時代を生きた大川周明との比較・検討を通し、新たな像を今、甦えらす。
目次
序章 非武力と武力の政治秩序観
第1章 「血盟団事件」と「五・一五事件」をめぐって
第2章 権藤成卿の政治秩序観・1―背景
第3章 権藤成卿の政治秩序観・2―思想と運動
第4章 大川周明の“国内政治秩序観”―“革命思想家”から“統制思想家”へ
第5章 大川周明の“国際政治秩序観”
補論 「ウルティマ・ラティオ=暴力」論を超えて
著者等紹介
大森美紀彦[オオモリミキヒコ]
1952年、東京都三鷹市生まれ。1977年、立教大学法学部卒。1985年、成蹊大学大学院法学政治学研究科博士前期課程修了(法学修士)。現在、神奈川大学・聖学院大学非常勤講師。比較日本研究会幹事(故神島二郎設立)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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