内容説明
世界の王室と同様に象徴天皇と皇室は今時代の荒波に揉まれている。五十嵐暁郎、内野光子、栗原彬、ケネス・J・ルオフ、高橋紘、ボブ・T・ワカバヤシ、吉次公介―天皇制を浮彫る7人の分析。
目次
序論 現代日本と象徴天皇
1 象徴天皇と政権党
2 胸に一物―評論界における「昭和天皇の戦争責任」論争
3 天皇制文化の復活と民族派の運動
4 皇太子訪米と六〇年安保―外交文書にみる「皇室外交の政治利用」
5 戦後日米関係と「天皇外交」―占領終結後を中心として
6昭和天皇の短歌は国民に何を伝えたか―象徴天皇制下におけるそのメッセージ性と政治的機能
7 日本民族宗教としての天皇制―日常意識のなかの天皇制のモジュール
著者等紹介
五十嵐暁郎[イガラシアキオ]
立教大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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