内容説明
刑事手続における被疑者・被告人の適正手続の保障に反することなく被害者の安全と権利は如何に守ることができるのか。米国DV防止法・加害者逮捕政策をもとに「配偶者暴力防止法」改正を考える。
目次
序章 ジェンダーの視点からみる日本のDV防止法
第1章 米国の民事保護命令と義務的逮捕
第2章 逮捕の決定と警察官のジェンダー・バイアス
第3章 被害者保護とデュー・プロセス展開の社会的要因
第4章 被害者保護とデュー・プロセスの衝突と調整
第5章 義務的逮捕の再犯抑止効果
第6章 義務的逮捕の有効性
終章 被害者保護とデュー・プロセスの調和
著者等紹介
吉川真美子[ヨシカワマミコ]
1949年生まれ。1972年、米国College of Idaho政治学部卒業。1996年、立教大学大学院法学研究科(刑事法専攻)修了。2005年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科(ジェンダー論専攻)修了。社会科学博士(Ph.D.Gender and Law)。現在、お茶の水女子大学人間文化研究所研究員、跡見学園女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。