内容説明
難しいお金の知識も、「旅」を通して、リアルに聞けば、簡単にわかる!2年40カ国。お金について学ぶために、世界を旅した物語。
目次
第1章 日本人は、世界一、お金のことを知らないという事実について
第2章 お金の歴史を紐解く―「お金とは何か?」という問いについて
第3章 お金に振り回される人と、道具として使いこなす人の違いについて
第4章 お金の危うさと、人間の弱さについて
第5章 「つながりキャピタリズム」の世界へ―信頼が可視化されるこれからの社会について
終章 私たちはどのように働き、どのように生きていくべきかについて
著者等紹介
渡邉賢太郎[ワタナベケンタロウ]
1982年生まれ。大分県別府市出身。立命館アジア太平洋大学卒業。日本FP協会、認定AFP(=アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)取得。リーマン・ショックを機に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を退職。2011年5月から2013年4月まで、2年間で40カ国を訪れる世界一周の旅に出る。旅のテーマは「お金とは何か?」。帰国後、2013年8月より、NPO法人ETIC.に入社。Social Startup Accelerator Program『SUSANOO』のプロジェクトリーダーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
92
★★★★☆ 著者が40カ国を旅することで感じとった「お金とは何か?」という問い対する答え。表題と内容が一致していないのは残念なものの、著者が実際に現地で体験した内容をベースに書かれているので、説得力もあるし、文章も非常にわかりやすい。旅行記的な側面もあり、読みながらいろんな国に思いを馳せることができたのも良かった。お金とは何かという問いに答えようとした書籍は多くあるが、お金と幸せを軸にして、各国をマッピングした考察はこれまでにはない纏め方で説得力があった。良書だと思う。2019/07/11
ポタオ
31
読んで良かったなぁ、と思える本でした。人生において、お金を目的にしてはいけないのかなぁと思いました。お金はただの道具としてみることが幸せな生き方につながっていくのかもしれないですね。2017/01/09
黒頭巾ちゃん
25
お金を「目的」にすると、お金を持つことが幸せとなり、お金に振り回されます。しかし、「道具」として、信頼の道具とすると幸福度が高まるようです。お金を介しての優位性は「選択肢を多く持つ方が優位」です。お金で信用を得るのではなく、信用でお金を作ろう!インターネットの時代の今、お金は「交換ではなく、共感や共有へ」「消費ではなく共創のツール」へ。信頼物として変わっていくようです。2015/11/03
ひろ☆
23
日本と各国のお金に対する価値観。人生を豊かにするために、どういう価値観を持っていくか。インターネットの発達によって、あらゆることにおいて、無数の選択肢を持っている今、つながりを自ら選ぶ、誰とつながるのか、誰と何を共有するのか。2015/04/14
おおたん
18
お金について、概念・歴史・各国の状況・仕組みも知ることができます。年齢も気にせず、若者向け。また、お金にアレルギーがある大人向けだと思います。◆ロンドン証券取引所。1日約3兆ドル◆日本は「定価」に慣れすぎ。モノの価値を自らの目で見極め、交渉する力を失っている◆不換紙幣=信用の取引◆お金持ち=他者を動かすパワーを持っていて、他人の時間を使うことができる◆幸せとは自ら考える「理想」を実現した状態◆お金=信頼の媒介物◆所有と交換→共有と共創へ◆マネー資本主義→つながりキャピタリズム2021/11/10