内容説明
握られた石と銃。震える足。叩き壊された日本製の当たり前。世界一、人間くさい大都会。笑顔まみれの楽園。夏を追いかけ、世界一周。退屈な時間を飛び出し、世界を旅した大学生100人がつくった旅の本。
目次
冷たい自分の心が少し溶けていった旅/イスラエル―『石を持ったパレスチナ人と銃を持ったイスラエル人』
生きていきたい場所を見つけることができた旅/アメリカ―『街中からのWelcome to New York!』
大学生という時間の可能性に気づいた旅/エクアドル―『夏を追いかけ、世界一周』
頭の中の常識が打ち壊されていった旅/イラン―『親切で優しい「危険な国」のイラン人』
自分の本音がこぼれた旅/フィリピン―『「日本のような国にはなりたくないのです」』
自分の頭はカチカチだったと気づかされた旅/ウガンダ―『少女が僕にくれた飴玉』
オヤジの働き方に魅せられた旅/ギリシャ―『ギリシャ人のおいしいビールの飲み方』
「人生、楽しまなきゃ損!」って噛み締めた旅/ジャマイカ―『笑顔にまみれた楽園生活』
自分の生きる毎日を愛せるようになった旅/グアテマラ―『「世界一周して、何が変わりましたか?」』
大企業への就職をこれでいいのかと考えた旅/ブラジル―『東大からアマゾンへ』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
40
色んな意味で運の良かった皆々だね。残りの85/100もどこかで読めるのかな?2014/03/28
ポタオ
17
大学生のうちに自分も世界を旅して回ってみたかったなぁと思いました。うらやましい。2016/08/18
たらちゃん
15
社会人になる前に読んだら、会社員にならなかった。学校を出たら会社員か公務員になるしか知らなかった。いろんな生き方、生き場所があるんだって、探さなかった自分の非力が残念ではあるけど、今の人生はこのまま行く。子ども達が私の知らない生き方をしたら褒めてあげたい。2016/11/20
Book・CaFe
15
現役大学生15人の旅の体験集。行き先は途上国が多かった。素直な言葉で書かれていて読みやすかった。旅の経験もいろいろ、人生もいろいろ…最終章の旅のみやげ話が面白かった。2012/12/12
amdd
13
大学生100人が、旅に出た理由を綴ったエッセイ。若い感性で書かれた率直な思いが胸にくるし、レイアウトも見やすく楽しい読み物になっている。やっぱり体力的にも若い頃に旅に出た方がいいなぁ。心に残る言葉がたくさんあった。そして猛烈に旅に出たくなる!2012/05/07