内容説明
社会人1年目から46年目まで働く22人の今までとこれからの夢。
目次
社会人1年目・保険会社員「とにかく一生懸命な姿を見てもらいたいと思った」
社会人1年目・AD「全力でぶつかって心からの悔しさを経験できた」
社会人2年目・人材派遣「自分の決断を自分で一番信じると決めた」
社会人3年目・理容師「けじめがつけられない自分を恥ずかしく思えた」
社会人4年目・薬剤師「大切にしてきたことが間違ってなかったと分かった」
社会人4年目・仕立て屋「喜びを一緒に感じ合える嬉しさを知った」
社会人5年目・音楽療法士「後悔から優しい気持ちを見つけられた」
社会人6年目・鉄工所員「周りじゃなくて自分から変わっていこうと心に決めた」
社会人7年目・盲働犬訓練士「自分の仕事がたくさんの人と繋がっていると実感した」
社会人9年目・ペンキ屋「人間、やってやれないことはないと教えてもらえた」
社会人19年目・チアリーダー
社会人10年目・コーヒー焙煎士
社会人15年目・宇宙開発員
社会人16年目・用務員
社会人18年目・歯科医師
社会人19年目・クリニクラウン
社会人24年目・和ろうそく職人
社会人27年目・書店員
社会人37年目・義肢装具士
社会人42年目・駅職員
社会人44年目・書道家
社会人46年目・メモデザイナー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
14
人生も仕事も、長く続ける・続けている・続けてきた人のことばって、なんかこう、重厚感があるなぁって思った。でも、それはただ「重い」とか「厚い」とかそういうことではなく、むしろ軽やかさや爽やかさや謙虚さややさしさが柔らかく含まれていて、漂っていて、顕れていて、「ただ、そうだった」っていうそれまでの過去・歴史がふわーって伝わってくる。自然と。伝えたい!伝えよう!っていう力みが一切なく、身体に宿る力という力がすーっと緩やかに抜けた状態で、私達に「大丈夫だよ」って言ってくれてるような、そんな気がして、安心しました。2015/10/22
SORA
10
夢ときくと、可能性を秘めた若い世代が持つものだと思いがちだが、この本は社会人1年目から46年目の様々な職業の人たちが、仕事に対して実現させたい夢を語っている。一番心に響いたのは、意外にも22歳鉄工所員の方の話。悩んだり、喜びを感じたりしながら働いている仲間に、勇気を貰った気分。2014/06/21
あさみ
3
夢を語るというか、なぜ続けるのか、モチベーションはなにか、そんなことを語っていた。生きるのが辛いほど嫌なら仕事なんて辞めたらいい。でも、仕事って生活の一部ですよね、やりがいや人間関係で仕事に行く体の重さが違う。いくつになっても夢を持ちたい。2022/12/29
sato
3
夢ややりたいことと言われてもこれというものがなく、何かヒントになればと思い、読みました。希望の仕事に就けたとしても、考えていなかった仕事に就いたとしても、日々壁にぶつかっても一生懸命働いているうちに夢や目標が見つかるんだなと思いました。夢や目標も大きいものから小さいものまで人それぞれでした。そして夢を持って働いている人たちの笑顔がとても素敵だと思いました。働き始めたら大変なことばかりだと思いますが、私も笑顔を忘れず自分の夢や目標を持って働いていきたいと思います。2014/01/17
あや
3
今、目指している職業につけたとしても、それはゴールなんかじゃないってこと。働き出して、厳しい現実にぶつかることはもちろんあると思うけど、精一杯向き合って成長していきたい、そんなふうに思えた一冊。2009/11/12