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シャドーイングと音読の科学

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784902091465
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C0082

目次

第1章 シャドーイング・音読とは何か?(シャドーイングとは?:シャドーイング・ブームとその背景;音読とは?:母語・第二外国語における音読ブームとその背景 ほか)
第2章 リスニングにおける知覚プロセスの自動化(音声言語の理解はいかにしてなされるか?:リスニングの諸段階;リスニングにおける下位および上位プロセスとは? ほか)
第3章 リーディングにおける知覚プロセスの自動化(リーディングにおけるディコーディングと理解とは?:下位プロセスと上位プロセスの関係;眼球停留(eye fixation)による文字認知 ほか)
第4章 シャドーイング・音読による新情報の内在化(ワーキングメモリってなに?;ワーキングメモリ容量はどうやって測る? ほか)
第5章 シャドーイング・音読トレーニングの教室への応用(はじめに;シャドーイングについて教育実践から得られたデータは何を明らかにしているか? ほか)

著者等紹介

門田修平[カドタシュウヘイ]
関西学院大学・大学院教授。博士(応用言語学)。専門は、心理言語学、応用言語学。主な著書に『英語の書きことばと話しことばはいかに関係しているか』(くろしお:2002年大学英語教育学会学術賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

11
シャドーイングと音読がなぜ効果的かを脳科学や認知言語学などの研究を沢山引用して解説している本。簡単にまとめるとシャドーイングは外国語を瞬時で捉え、発信することによりリスニング能力と発音を向上させる効果があり、音読は文字から音声を引き出す速度を高めることでリーディング速度の向上が期待できるという。言語というものは要するに音声で記憶し、考えるものだから、正確な音声を記憶して無意識に使えるようになれば外国語はできるようになるという発想。シャドーイングと音読を使った効果的な学習法自体はほとんど書いてないので注意。2013/09/29

isao_key

6
シャドーイングとは「耳から聞こえてくる音声に遅れないようにできるだけ即座に声に出して繰り返しながらそっとついていく」学習法のことをさす。本書ではシャドーイングと音読が日本人の第二言語学習-英語にどのよう効果を与えるかについて過去の文献も踏まえて、科学的な実証データを使って分析している。人が音韻的記憶できる時間は約2秒だという。いかにこの2秒間にできるだけ多くの語や語句を正確に素早く発音でき、いかに多くの言語情報を長期的に格納できるかが鍵になるという。シャドーイングと音読の効果について知りたい人には必読。2013/02/23

moleskine_note

2
人間の脳の機能からシャドーイングと音読の検証を行っている。他人に英語を教える人は自身のトレーニングにとどまらず有益だと思った。内容はちょっと難しかったなあ。2015/03/07

Riopapa

1
シャドーイングと音読は同じような働きと考えていたが,違っていた。音声知覚と音韻符号化のそれぞれの自動化という出だしの違いがあった。2023/08/15

ゆきむら

1
①リスニング>②マンブリング>③パラレル・リーディング>④英文の意味チェック>⑤シャドーイング>⑥コンテンツ・シャドーイング「知覚」+「理解」2015/01/28

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