内容説明
強敵“エスティ・ローダー”の参入、大恐慌、二つの世界大戦―ヘレナ・ルビンスタインとエリザベス・アーデンは様々な困難に立ち向かいながら、斬新なコピーを使った積極的な広告展開、香水やファッション、男性用化粧品といった新しい部門への進出など「攻め」の経営方針を崩すことはなかった。国際ビジネスの戦場で、二人は美容産業の覇権をめぐって争いながら、強固な信念のもと、トップ企業家への道を着実に歩んでいった！ライヴァル同士でありながら、共に美容産業の頂点を極めたヘレナとエリザベス。美に身を捧げ、永遠のブランドを築いた二人の功績を、徹底的な取材を元に記した決定版伝記。
目次
メイン・チャンス あらたな装い―ニューヨーク、ロンドン、パリ一九三五年～一九三九年
プリンセスｖｓレディ―一九三七年～一九三九年
第二次世界大戦第１部―ロンドン、パリ、ニューヨーク一九三九年～一九四二年
第二次世界大戦第２部
第二次世界大戦第３部―一九四三年～一九四五年
女王さまのすべての馬と一人の家来―エリザベス・Ｎ・グレアム、競走馬オーナー一九三二年～一九六六年
戦後の戦士たち―ニューヨーク、ロンドン一九四六年～一九五〇年
すばらしき五〇年代 二人の美の女王と、王になろうとする男―ロンドン、パリ、ローマ、ニューヨーク一九五〇年～一九五五年
ショータイム―一九五五年～一九五九年〔ほか〕
著者等紹介
ウッドヘッド，リンディ［ウッドヘッド，リンディ］［Ｗｏｏｄｈｅａｄ，Ｌｉｎｄｙ］
ＰＲ会社“ＷＰＲ”を経営し、イヴ・サンローラン、ルイ・ヴィトン、エリザベス・アーデンなど数多くのファッションやコスメティックのブランドのＰＲを３０年に渡って手がける。１９８７～１９８９年には、イギリスの高級デパート“ハーヴェイ・ニコルス”の女性初の取締役として、カルヴァン・クラインやジャン・ポール・ゴルチェの出店などに貢献した。１９９９年に執筆業への専念を決意。現在はロンドンと南フランスの両方に家を持ち、定期的に行き来している。芸術王立協会会員
桃井緑美子［モモイルミコ］
翻訳家
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