内容説明
昭和から今日まで、めまぐるしく移り変わるデザイン。デザインジャーナリストとして、その現場に立ち会った著者の執筆活動から八十本余りを厳選して編んだ一書。徹底して人間肯定の思考であるデザインは、その点ではニュートラルな技術とも、否定を契機とすることの多いアートとも異なる。こう考える著者がデザインとクロスする表現者も視野に入れ、変わるデザインと変わらない人間精神の相関、人の生を下支えするデザイン像に迫る。
目次
1 Design History―昭和デザインのパイオニアたち(グラフィック;プロダクト ほか)
2 Design Journalism―時代の諸相を描出する(時代の諸相;トピックス ほか)
3 Design Culture―デザインカルチャー断章(エッセイ;建築家/編集者 ほか)
4 Design/Art/Sprits―言語と視覚言語の交感(いけ花;写真 ほか)
著者等紹介
森山明子[モリヤマアキコ]
1953年新潟県生まれ。1975年東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。特許庁意匠課審査官、国際デザイン交流協会勤務を経て、1986年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。「日経デザイン」の創刊にかかわり、1993‐98年同誌編集長。1998年から現職、デザイン情報学科所属。NHKハート展詩選考委員、グッドデザイン賞審査副委員長、芸術工学会副会長・理事、公益財団法人の三宅一生デザイン文化財団理事、日本デザイン振興会評議員などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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