公共劇場の10年―舞台芸術・演劇の公共性の現在と未来

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  • サイズ A5判/ページ数 397p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902078220
  • NDC分類 771
  • Cコード C3037

内容説明

「劇場」「演劇」「舞台芸術」の公共性とはなにか。これからの劇場は、どのような方向性を模索していかなければならないのか。水戸芸術館から20年。静岡県舞台芸術センター、世田谷パブリックシアター、新国立劇場等の開館・開場から10余年。劇場法についての議論も活発化する中、さまざまな視点から「公共劇場」を考える。

目次

第1章 劇場または舞台芸術・演劇と公共性(「公共」劇場とは;公共性の出現;ドイツの公共劇場の成り立ち)
第2章 日本における公共劇場の10年(公共劇場のための演劇論―水戸芸術館;「公共劇場」を問いかけつづける―世田谷パブリックシアター;演劇、劇場は、地域のために何ができるのか―鳥の劇場;地方都市における創造型文化施設をめぐって―山口情報芸術センター;公共政策としての演劇・劇場政策―静岡県舞台芸術センター(SPAC))
第3章 海外における公共劇場の現状と課題(フランスの舞台芸術環境;「劇場監督」制度からみたドイツの公共劇場;シンガポール演劇と公共圏―統制とクリエイティビティーの「共犯関係」)
第4章 これからの公共劇場・劇場法についての課題(演劇の公共圏へ、ふたたび;専門家と文化施設;昨今の「劇場法」論議を廻って)
資料編(シンポジウムの記録;「劇場法(仮称)」を巡る議論の時系列的推移―今までの議論と方向性、出されている考え方について
公共劇場の10年関連年表)

著者等紹介

伊藤裕夫[イトウヤスオ]
(株)電通、(株)電通総研を経て、2000年静岡文化芸術大学、2004年同文化政策研究科教授、2006年より富山大学芸術文化学部教授。文化審議会政策部会臨時委員(文化庁、2005~2006年)、(財)舞台芸術財団演劇人会議副理事長(2000年~)等も務める。市民社会時代における文化政策を研究テーマに、文化・芸術分野におけるNPO活動を中心とした現状と課題を明らかにすると同時に、これからの時代の文化政策のあり方を構想する

松井憲太郎[マツイケンタロウ]
演劇批評家。プロデューサー。ドラマトゥルグ。2010年4月より富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ館長。1976年から演劇活動を始め、81年から96年まで劇団黒テントに所属。90年から世田谷パブリックシアターの設立準備に携わり、97年の開館からプログラム・ディレクターなどを務め、舞台作品の企画制作やワークショップなどの学芸活動を統括する。2008年4月に同劇場を退職。2009年4月にアジア演劇創造研究センターを設立して、アジアを中心に海外と日本の演劇の共同制作やネットワーク構築を手掛ける

小林真理[コバヤシマリ]
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。2000年静岡文化芸術大学文化政策学部講師を経て、2004年より東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻准教授。芸術・文化政策に関する制度を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

1
142011/02/13

ふたば

0
めも:ドイツの公共劇場、フランスの舞台芸術環境2013/07/27

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