感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
36
偶然なのか、最近、言葉に関連する本を数冊読んでいる。これも、その流れにある1冊。言葉の存在意義を、改めて考え直している。自分が発する言葉、耳にする言葉、眼にする言葉、すべてがそうだ。タイトルにもあるとおり、語りかけること、音声として出すことの意義を感じている。それも、直接にだ。空気を通して感じることは、とてつもなく大きい。2018/12/11
たまきら
35
林明子さんの「こんとあき」の絵が表紙で温かい気持ちになりました。日本のこどもや日常を素晴らしく描くこの人の絵と、内容がしっくりしているのも素敵。とても短いけれど情熱がこもった「ブックスタート」というプロジェクト。墨田区で一か月検診の時に「お好きな本を一冊どうぞ」と言われ選んだ「じゃあじゃあびりびり」を思い出しました。「ままだいすき」、「くっついた」、「きんぎょがにげた」、「はらぺこあおむし」。そして8年間で読んできた本をいまではブログで管理できる。Pure Bliss!2019/05/09
とよぽん
33
親子、特に母親と赤ちゃんのつながり・・・絵本を読んで聞かせることが「心のへその緒」だと言い切る松居直さんの、金言がいっぱい。ご自身の子育ての経験に裏付けられた、貴重なエピソードも。それにしても、大人が四六時中スマホを見ている近頃の状況が、私は気になって仕方がない。2019/04/12
どら母 学校図書館を考える
29
これは、手元におかなければ。 珠玉の言葉がちりばめられている。 ブックスタートの中で、お母さんたちに伝えていきたい。2019/03/03
ふじ
25
こちらも人から。薄いながらブックスタートの持つ意味がよく分かる本。赤ちゃんと絵本に関わる人は読んで損ないと思う(インタビュー等何かの再掲だったら申し訳ないけど…)。0歳時に絵本はおろか子育てで精一杯だった自分は、まだ首も座らない赤ちゃんへ絵本を手渡すことに、引け目を感じていた。本なんて、嫌いな人は嫌いだし。けれど、絵本は、それを通して言葉や関わり、親子の気持ちのやり取りの機会を届けるもの、と知って、肩の力が抜けた気がする。言葉を耳で聞くことの大事さ。「知識や情報ではない、心を耕す言葉」2019/03/04