内容説明
日蓮の史跡を踏査し地理と歴史の両面から、日蓮著作の真意を読み、新たな日蓮像を浮かび上がらせる。伝説の闇は破られ、日蓮の志が生き生きと蘇る。生活実感をもつ町の研究者にして初めてなしえた快挙。
目次
第1章 妙の浦の伝説―日蓮の誕生地「かたうみ」はどこか
第2章 貫名重忠の伝説―日蓮の父親はどんな人か
第3章 虚空蔵菩薩の伝説―虚空蔵菩薩の意味はなにか
第4章 旭の森の伝説―立教開示とは何だったのか
第5章 諸仏坊の伝説―どこで何が語られたのか
第6章 東条景信の伝説―立教開示の波紋と日蓮の攻勢
第7章 東条御厨の伝説―「領家」とは誰か
第8章 小松原の伝説―東条松原法難の意味とは
第9章 松葉が谷の伝説―鎌倉における日蓮の動き
第10章 「立正安国論」の伝説―「立正安国論」の影響とは
第11章 伊豆伊東の伝説―追い詰められていた幕府要人
著者等紹介
山中講一郎[ヤマナカコウイチロウ]
1951年大阪生まれ。1968年創価学会に入会する。大阪市で自営業(水道設備業)を営む傍ら、御書研鑽サイト「からぐら文庫」を主宰する。同文庫に「魯の人」の名で多くの研鑽成果を発表している
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