内容説明
病院で医師と機械に囲まれて死ぬ死だけが選択肢ではありません。住みなれた環境で、親しい人々に囲まれ、ほんの少しのわがままをいいながら、満足のいく“最期のいのち”を燃やすという生き方・死に方があります。本書は、さまざまな角度から、具体的でわかりやすく、看取りの知識、技術を解説しました。日々の経験、失敗や後悔から編み出されてきた工夫、方法を詰め込んでいます。
目次
第1章 看取りに必要な知識・考え方(増えてきた死亡者数;人はどのように亡くなってゆくのか ほか)
第2章 看取りに必要な技術(介護技術;看護技術 ほか)
第3章 看取りと心のケア(死に行く人との会話;死をどこまで伝えるか ほか)
第4章 葬儀と家族の悲しみのケア(遺体処置;葬儀の準備 ほか)
第5章 看取りの実際(自宅での看取り(夫が看取ったケース)
有料老人ホームでの看取り ほか)
著者等紹介
苛原実[イラハラミノル]
医療法人社団実幸会いらはら診療所理事長、医学博士。1954年生まれ。徳島大学医学部卒業後、日赤医療センター、千葉西総合病院(整形外科部長)を経て、94年に有床のいらはら診療所を開設。診療所開設とともに、医療は日常生活と介護のうえに成り立つことを確信して在宅療養支援を開始。NPO「在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 子どもたちの問題家族の力