内容説明
詩人、文豪、画家、音楽家。猫を愛した作家たち。彼らはどんなところに暮らし、猫をどう描いたか。文学作品・美術作品に登場する猫を求めて、パリを1区から20区まで歩きましょう。パリ上級者のために、猫がご案内。
目次
ルーヴル美術館/パレ・ロワイヤル/コクトー/コレット/フィニ
国立図書館/ルヴォワ広場/アラゴンとエルザ
ピカソ/ゴーティエ/カルナヴァレ博物館
ユゴー/ボードレール/ポール・クローデル/ジャム/カミーユ・クローデル
リンケ/カルチエ・ラタン/ヴェルレーヌ/ラフォルグ/ビュフォンと植物園/マティス
リュクサンブール公園/バルテュス/ムッシュー・シャ/アポリネール/サルトル/デュラス
オルセー美術館/マネ/ボナール/ロダン/マイヨール/サガン
コンコルド広場/シャン=ゼリゼ大通り/プルースト/ロティ/モンソー公園
ポール・レオトー/ショパンとサンド/ブルトン/ゾラ
北駅/東駅/『北ホテル』〔ほか〕
著者等紹介
夏目典子[ナツメノリコ]
東京生まれ。1960年代、出版社で編集に携わる。70年渡仏。日本現代詩人会会員、サン・ソブールコレット友の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ルナティック
2
猫を探してパリを彷徨う・・・猫文学の紹介が多々あり、それがまた嬉しい。パリに住んだ芸術家や作家の方々、どれだけ猫が好きなんだよ!と突っ込みをいれること数回(笑)猫がちょいと顔を出す絵画や文学は、猫好きには堪らない!モノクロで不鮮明だが、写真があるのも嬉しい。私はコクトーのお墓の番猫(!)がお気に入り。「入口の聖水盤の壁に描かれた猫が、大きな目を見開いて守っている」って。写真があるが、大きな目で何かを見上げている風。天のコクトーかな?それならコクトーも大満足。猫の名前もズラズラ書いてあるのが大好き!!!2016/08/09
ybhkr
2
パリは世田谷区を少し大きくしたくらいの面積とはびっくり。そんなに小さいのにみんながパリに憧れる。1区から20区まで、ひとつひとつ紹介しても足りないくらいの都市。たくさんの芸術家や詩人たちがパリで過ごしてきた痕跡を散歩しながら巡っていく。今回は猫好きというくくりの中で巡っていたため、画家や彫刻家はなんとなくわかっても詩人はほとんどわからなくて、ちょっと勉強してから読み直したい。著者はバルテュス最後の愛猫ミツの子供を飼っている。フランスではペット禁止=猫はそこに入らない。犬からがペットだそう。うらやましい。2015/11/11
rien
0
猫とパリ好きな方に。地図を片手にお読みください。2012/01/27