目次
写真の神話的感覚
ユージェーヌ・アッジェ
クリステル・ストレムホルム
アルフレッド・スティーグリッツ
フェルナン・レジェ
ポール・ストランド
ジョルジュ・ルオー
色のない写真・色のある写真
アレッサンドロ・ネスレル
ピエロ・ディ・ブラージ〔ほか〕
著者等紹介
瀧口修造[タキグチシュウゾウ]
1903年12月7日、富山県婦負郡寒江村大塚(現富山市大塚)生まれ。慶応大学在学中に同人誌「山繭」へ参加、また西脇順三郎に師事し、シュルレアリスムに興味を抱く。1931年英文学科を卒業。翌年PCL映画製作所へ入社し、スクリプターとして数年働く。1941年治安維持法違反容疑で逮捕、八か月の勾留を経て、起訴猶予処分で釈放される。戦後は主に評論家として活躍し、海外作家との交流や「読売アンデパンダン展」、「タケミヤ画廊」での企画展などで美術界に幅広い影響を与える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koki Miyachi
2
瀧口修造の未発表の美術・写真評論原稿に図版に加え、詩やエッセイ、インタビュー等と共に再構成した一冊。タイトルがなかなか良いし、重厚な装幀にもグッっとくる。二十世紀半ばまでの重要な美術・写真の重要な作家を網羅している。作品評論は字数少なく簡潔で、ググッと本質を捉えて余韻が残る。挿入されたエッセイが全体にリズムを生み出す。エルンスト・ハーストの写真が白黒になっていたのには驚いたが、タイトルからして致し方ないところか。瀧口修造のテキストの魅力を生かしながら、多彩な原稿を上手に編んでいて編集の冴えを感じる。2013/02/16
kiyo
0
作家を批評する詩がとても巧い。2013/03/27
もまちそ
0
もうすこし若いころに読んでいれば…。でもいまさらですが写真について、彫刻について、勉強になりました。2011/08/07