内容説明
勤皇の志士を束ねる下級公家・岩倉と高家筆頭の大沢基保皇女和宮の降嫁道中に随伴した二人の男を結ぶ奇縁―幕末を生き抜いた、それぞれの運命。
著者等紹介
堀和久[ホリカズヒサ]
昭和6年福岡県生まれ。日本大学芸術学部映画学科中退。浅草フランス座の宣伝部員、シナリオライターなどを経て、昭和52年、歴史小説『享保貢象始末』で第51回オール讀物新人賞受賞。『長い道程』(第2回中山義秀文学賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずこまめ
1
岩倉卿はアクが強すぎたのか、若くて爽やかな主人公が別にいます。おもしろかったけど、もっと岩倉卿の内面を掘り下げて欲しかったかなぁ。たまに出る、まだ若い大久保利通のやり手感がすごくてかっこよかったです。2011/09/13
スナフキン
0
読み易く、分かり易かった。2013/09/23
ほっしー
0
幕末期の朝廷政局の二転三転や志士・幕府への影響具合について、割と分りやすく描いている。岩倉が出世していく過程、八十八士列参のインパクトの大きさなど、新たな発見があって面白かった。2010/05/26