内容説明
井伏がいた、太宰がいた、上林も。そこには酒と将棋と文学があった。「阿佐ヶ谷会は青春の饗宴だった」(浅見淵)。中央線沿線に住む文士の交流の場として、戦前から戦後にかけ、30年以上も続けられたこの会をめぐる同時代の文章のほか、インタビューや解説、文献目録などを収録した、「阿佐ヶ谷会」に関する初めての資料集。
目次
第1部 「阿佐ヶ谷会」の文士たち(井伏鱒二;上林曉 ほか)
第2部 インタビュー(兄・上林曉と過ごした四十年―徳廣睦子さんに聞く;父・木山捷平の反骨―木山萬里さんに聞く ほか)
第3部 「阿佐ヶ谷会」再考(作家もいた、画家もいた、そして漫画家も;外国文学者と私小説作家 ほか)
第4部 解説・文献目録・年表(解説・阿佐ヶ谷会の素晴らしき仲間たち;「阿佐ヶ谷会」関連主要文献目録 ほか)
著者等紹介
青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
ピアニスト・文筆家
川本三郎[カワモトサブロウ]
評論家。1944年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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