ブックカフェものがたり―本とコーヒーのある店づくり

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901998154
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

内容説明

一冊の本と一杯のコーヒー、そこから始まる新しいスタイル。

目次

第1部 ブックカフェ・オーナー、かく語りき(貸本喫茶ちょうちょぼっこ(大阪・北堀江)―学校で知り合った仲良し四人組。バラバラな個性を束ねた貸本業の魅力。
ボヘミアンズ・ギルド(東京・神保町)―老舗古書店の三代目。直筆原稿に魅せられ、作品を鑑賞できる古本カフェを開店。
ミハス・ピトゥー(京都・東大路)―京都の町家を大改造。好きなものだけを集めた雑貨店兼絵本カフェに。 ほか)
第2部 ブックカフェを始める、ブックカフェを続ける(本屋さんになりたい人のためのブックカフェ開業講座―石川あき子(カロ・ブックショップ&カフェ)
飲食店としてのブックカフェ、悪戦苦闘の5年間―梶村陽一(A/Zブックス&カフェ))
第3部 ほかにもたくさんある、個性派ブックカフェ(Heartland(東京・西荻窪)
Le Libraire(東京・根岸)
una camera livera(東京・中野) ほか)

著者等紹介

矢部智子[ヤベトモコ]
1970年、栃木県生まれ。書店、出版社勤務を経て、現在はフリーランスの編集者、ライター

今井京助[イマイキョウスケ]
1979年、群馬県生まれ。出版社勤務を経て、現在フリーのライター。飲食店紹介のムック、街歩きや書店に関するガイドブックなどで執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

38
ブックカフェの開業から経営に関するお話。利用者側から見れば、本と珈琲は相性がよく魅力的。だが、経営する側は、お客さんにくつろいでもらいたくても回転率が落ちる、コーヒー片手に本を読めるが漫画喫茶とは違う、本を扱うがために料理の提供が難しく客単価があげられない、といったジレンマを伴う。カフェはあまり儲からないっていうし、古書店経営って素人がやると1年持たないらしい。自分に隠居できる余裕ができるまでは、カフェを応援する側に回ろう。まずはお気に入りの店を見つけたい。2014/03/10

ぶんこ

29
「世界の夢の本屋さん」を読んで、理想の本屋さんが頭の中で出来上がっていたので、こちらを読んで理想と現実の違いに驚いています。 本屋さんありきで、ゆっくり選んでもらえるようにとソファを置き、ついでにカフェ機能も。 そんな本屋さんは、殆どありませんでした。 殆どがカフェありきで、お茶をしながら、売り物ではない本を読む。 あるいは有料で借りていく。 利益率の少ない本を売るのは、至難の技のようです。 オーナーの多くが他の仕事で主な収入を得ていました。 難しいのですね。 2014/05/12

kum

20
ブックカフェを営む経営者の方への取材集。「開業することよりも続けていくことの方が難しい」と多くの経営者が言う。調べてみたら2005年のこの本の発行以降、半分近いお店がすでに閉業していた。(別の形で事業は続けられているのかもしれませんが。)本好きとしてはすごく憧れはあるものの現実は厳しいのだろうなぁとあらためて思うが、その厳しさも含めとても勉強になった。2019/08/23

らじこ

16
すごく読みやすく、参考になる。カフェを開くということ、経営していくということへの考え方や姿勢が様々で面白かった。下北沢にあるカフェ・オーディネールは、文章から感じる空間の気配やオーナーさんの言葉から感じる店の世界観が素敵で、行ってみたい気分になった。ジャズのかかっているブックカフェなんてすごく素敵。ぜひわたしもジャズのかかる空間でゆったりと本を読んでみたいと思う。2013/11/05

けちゃ

11
おいしい珈琲と本がある空間にすごく憧れるけど、ビジネスとして考えると、甘くないんですね。あらためて、自分の力でカフェを実現されている人たち、すごいなあって思いました。2013/12/30

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