内容説明
80万人もが犠牲者になったといわれる“ルワンダ・ジェノサイド”。父母・兄弟姉妹をはじめ多くの親族を失った、この信じられない惨劇を経験し、何度も亡命を余儀なくされた当事者が語る、ジェノサイド、そしてルワンダ社会・政府の真実。想像を絶する苦難と魂の遍歴のなかから掴んだ、社会の根底にある憎しみを真の平和へ転換するための途―「赦し」と「和解」の必要性を説く迫真の書!
目次
序章
第1章 太鼓が鳴り響き、命が救われた
第2章 我々が殺されても、おまえは生き残る
第3章 誰も紛争の終わり方を知らない
第4章 信じがたい悲劇
第5章 神様の示した道
第6章 署名欄に賭けた人生
第7章 クリントン氏とアナン氏の癒しの使命
第8章 忍び寄る独裁政治
第9章 裏切り
第10章 亡命への道
著者等紹介
セバレンジ,ジョセフ[セバレンジ,ジョセフ] [Sebarenzi,Joseph]
1997年から2000年までルワンダにて議会議長を務めた。国際人権法博士号、国際・異文化マネージメント学修士号と社会学学士号を取得。現在は、アメリカの国際トレーニング学院(SIT)で人権と紛争転換を教え、アメリカの人権と特別検察当局のアドバイザーを務める。アメリカのさまざまな大学や企画で、紛争対処、赦しと和解に関する講演を行っている
ムラネ,ラウラ・アン[ムラネ,ラウラアン] [Mullane,Laura Ann]
フリーランス・ライターで、『ワシントン・ポスト』や『オープン・スカイズ』『ヘミスフィア』などに執筆。著作として、Swimming for Shore:Memoirs of a Reluctant Motherがある
米川正子[ヨネカワマサコ]
立教大学特任准教授。南アフリカ・ケープタウン大学大学院で修士号取得(国際関係)。国連ボランティアで活動後、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で、ルワンダ、ケニア、コンゴ民主共和国、スーダン、コンゴ共和国のフィールド担当官、ジュネーブ本部で高等弁務官補佐官、チャド、インドネシアと南スーダンの緊急対応チームリーダー、コンゴ民主共和国のゴマ事務所長を歴任。宇都宮大学特任准教授を経て、2012年11月から現職。専門分野は紛争と平和、人道支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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