内容説明
嘘と夢。希望と失意。高揚と寂寥…。ひとりの女優の感性が紡ぎ出した、色とりどりの16編の物語。
著者等紹介
西山繭子[ニシヤママユコ]
1978年1月21日、東京都生まれ。1998年にドラマ初出演。以後、2001年『光の雨』(監督:高橋伴明)、2003年『恋愛寫眞』(監督:堤幸彦)、2004年『千の風になって』(監督:金秀吉)など多くの映画に出演する。2005年にNTV系でオンエアされた連続ドラマ『瑠璃の島』では、過去を引きずりつつ離島で暮らす商店主の妻を好演、話題を呼んだ。2007年には九州朝日放送が制作したTVドラマ『福岡恋愛白書2』で脚本を執筆するなど、近年は文章表現の領域にも活動を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko
15
図書館書架にて出会い本。西山繭子さん初読み、女優さんだったことを読了後に調べて知った。私の街のはずれにできた色鉛筆専門店、店主のおにいさんと親しくなり、通ううちに色の魅力を知るが、二階の秘密も知ってしまい悲しい結末を迎える。色鮮やかなのに物悲しい童話のようなプロローグが好きで期待して読み進めるが、あとの13編はプロローグを越えなかった印象。ただ、この本の一番の良さはページ自体の美しさだと思う。活字の色が章毎に渋い赤、青、緑、茶色がかっていて、タイトルに倣ったこだわりが伝わった。2022/01/22
Mof
4
こんなこと言うのはもしかしたら失礼かもしれないが、私も書けそうというか、私がたまに手遊びで書く小説と似てた。急激なヤマなオチがある訳でもなく、深く考察されるような世界観もない。 疲れてる時に読むのが良いかもしれない。2024/03/23
ふみえ
3
全部のお話が色鉛筆に関わっているのかと、勘違い。読メさんのレビューを見てから購入すべきだったと後悔しつつ、勿体ないから最後まで読んだ。2013/09/19
きりを
3
様々な『色』をテーマに描かれた短編集。一つ一つが少々短過ぎて微妙に消化不良…。最初のあたりは無理に『色』にこだわり過ぎの印象がありしつこい感じがするが、徐々にこなれてきてよくなってゆく。2009/11/30
さんだる
1
色の話は、小説でも何でも好きで、題名から気になって、読んでみた。たくさんの話の中で、プロローグとアルファレッドが好きだなぁ。 西山繭子のものをまた読んでみようっと。2025/04/12
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