目次
1 疑問だらけの裁判員制度(市民が死刑の宣告;カネとタイコで大宣伝:「精神的負担」を感じる国民;憲法に定めのない裁判員制度)
2 裁判員はどのようにして選ばれるのか(くじ引きで選ばれる;教員は授業を理由に辞退できるのか;「思想信条の自由」が認められない;出頭・回答拒否や「うそ」は罰せられる)
3 裁判員はどういう事件を裁くのか(殺人など重大事件を担当する;裁判員制度は司法への参政権にならない;評議の秘密を漏らすと懲役か罰金刑)
4 裁判はどのように行われるのか(裁判員抜きで公判前整理手続;裁判員も分離される「部分判決」制度;被害者参加は「公平性」を損なう―裁判は復讐の場にあらず)
5 裁判員制度は廃止すべきである(「報道の自由」も規制される;道徳教育としての法教育;粗製濫造される法曹人;新自由主義的司法「改革」)
座談会ここが問題!裁判員制度&法教育(裁判員制度への疑問;法教育への疑問)
提言・法教育を実践するために
著者等紹介
石川多加子[イシカワタカコ]
金沢大学教育学部准教授。憲法学
矢倉久泰[ヤクラヒサヤス]
教育ジャーナリスト(元毎日新聞論説委員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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