内容説明
東京新聞・論説主幹、同代表を務めたジャーナリストが学生時代から版画を彫り始め、30余年前から取り組んだ万葉版画に、政治家、経済人、文化人などにふれたエッセイを付した人間万華鏡、65選。
目次
日本人の心のふるさと―篭もよみ篭持ち掘串もよ…雄略天皇
万葉集と版画―大和には群山あれど…舒明天皇
川上澄生と棟方志功(その一)―やすみししわご大君の朝には…中皇命
川上澄生と棟方志功(その二)―たまきはる宇智の大野に…中皇命
法輪寺三重塔と井上慶覚和上―熟田津に船乗せむと月待てば…額田王
波乱に富んだ額田王の生涯―冬ごもり春さり来れば…額田王
反歌の効果―三輪山をしかも隠すか…額田王
複雑きわまりない「相聞歌」―あかねさす紫野行き…額田王
紫草のにほへる妹を…大海人皇子
文化庁長官の語呂合わせ―よき人のよしとよく見て…天武天皇
万葉集の公開講座―春過ぎて夏来るらし…持統天皇〔ほか〕
著者等紹介
宇治敏彦[ウジトシヒコ]
ジャーナリスト。1937年大阪生まれ。早稲田大学卒業後、東京新聞社(1967年に中日新聞社に営業権譲渡)に入社。政治部次長、経済部長、編集局次長、論説主幹などを経て取締役、常務、専務、東京新聞代表を歴任。現在は相談役論説担当。ほかに日本記者クラブ副理事長、日本新聞協会国際委員長などを務める。これまでに版画展を4回開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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