内容説明
交渉の舞台裏の人間ドラマ。日中関係成立のオーラルヒストリー。
目次
1 日中国交正常化(「歴史を鑑として」語る意味;理念なき外交;中国問題は台湾問題 ほか)
2 日華断交(興味ある外交案件;問題の所在;カイロ宣言、ポツダム宣言における日本の責任 ほか)
3 日中平和友好条約(周/恩来の深慮;日本の国内事情まで考える;コタツに足を突っ込んで勉強 ほか)
著者等紹介
中江要介[ナカエヨウスケ]
1922年、大阪に生まれる。旧制三高、京都大学法学部卒業。1947年、外務省入省。在フランス大使館、在ブラジル大使館、在ニューヨーク国連代表部勤務を経て条約局法規課長。その後、在ヴィェトナム大使館、在フランス大使館(ユネスコ常駐代表)勤務の後、アジア局参事官、アジア局次長を経て、1975年からアジア局長。その後、ユーゴスラビア大使、エジプト大使(南イエメン兼轄)を経て、1984年から中国大使を務め、1987年に退官。1991年まで原子力委員会委員。その後、三菱重工業顧問などを務める。現在、日中関係学会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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