内容説明
地域経済統合はいかなる安定と繁栄をもたらすのか。EU・ユーロの経済・通貨統合の推移を分析し、東アジアにおける統合の可能性を示唆する。日本を代表する国際金融・経済研究者による実証的研究。
目次
第1部 EUの経済統合(欧州中央銀行(ECB)のインフレーション・ターゲティング
欧州通貨統合と金融政策
EU統合の現状と展望―拡大と深化の視点から
EU通貨統合と広域国民経済の形成
グローバリゼーションとユーロ登場の意味
通貨バスケット制導入の効果と障害
EUにおける金融システムの多様性とユーロ導入の影響)
第2部 アジア経済統合とグローバル化の問題(統合は平和と繁栄をもたらすか―経済統合とアジア;世界のなかのアジア経済―グローバリズムと地域性の経済学;グローバリゼーションと効率・公平―展望と金融排除)
著者等紹介
村本孜[ムラモトツトム]
成城大学経済学部教授。1945年生まれ、一橋大学大学院博士課程修了
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