内容説明
時は昔、朝鮮王朝の粛宗王様が治める時代の物語である。ある麗らかな小春日和の日、全羅北道、南原郡に新しく太守が任命され赴任した。その太守には一人息子がいて、名を李夢龍といった。容姿端麗な１６才で賢くおだやかな人物であった夢龍は、ある日、下男の房子とともに外出し、時を同じくして広寒楼にやってきていた春香を見初めてしまう。偶然の出会いがもたらした２人の運命とは…。
著者等紹介
鄭允鉉［チョンユンヒイヨン］
１９３０年１１月２５日岐阜県土岐市にて出生。４４年４月５日名古屋造船所養成技術学校入学。４５年１１月５日終戦で帰国。５１年１１月５日陸軍第１２師団作戦処服務。５３年６月２５日参戦大邱第一陸軍病院にて除隊。６５年３月５日朝鮮日報社入社、取材報道勤務。７３年１０月１０日同社退社。７４年５月７日日本語個人指導及び翻訳、通訳、代書業務従事。９９年９月３０日第１１回韓国翻訳家協会主催国際新人翻訳賞応募受賞。現在、日本語文学研究所運営。岐阜市樗流会詩作、俳句、狂俳、和歌文人会会員。日語能力試験一級合格（人文社会部門韓国事務能力評価院）。韓国翻訳家協会正会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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