内容説明
アンクルトリスの生みの親・柳原良平の「仕事・酒・船」。神奈川新聞に連載された「わが人生」59回全話に書き下しの追記とイラストを加え、貴重な写真を多数盛込んだ、柳原良平「行雲流水」の半生記。
目次
二・二六事件の朝に
各地転々、銀行員の父
母の祖父は彦根藩士
初めて描いた船の絵
忠臣蔵、新選組に夢中
「独学」で覚えた軍艦
船の絵はがきを集めて
「山水丸」で初の船旅
徳島行きで船に愛着
フッドとビスマルク〔ほか〕
著者等紹介
柳原良平[ヤナギハラリョウヘイ]
イラストレーター、画家、漫画家。昭和6年(1931)8月17日東京生まれ。京都市立美術大学工芸学部(現・京都市立芸術大学)を卒業後、寿屋(現サントリー)本社宣伝部意匠課に入社。同34年(1959)TVCMを中心としたデザイン活動で毎日産業デザイン賞受賞。同年よりフリー。同39年(1964)寿屋宣伝部の元同僚らとともに広告制作会社(株)サン・アドを設立。同年、横浜市中区山手町に転居。同52年(1977)横浜文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みのにゃー
3
「サントリーの広告のおじさん」しか知らなかったので、ここまで船好きだったのかという思い。子ども時代から亡くなる10年前まで、まさに人生を振り返ったエッセイ。銀行の支店長を父に持ち比較的裕福な家庭だったからか、船を見たり画集を買ったり模型を作ったり。こうして立派な船キチになられたんだ。船と酒を縁に、人脈もすごい。資源の乏しい日本における船の重要性を訴えておられた。船酔いする私にも、それは理解できる。海洋国家の一員としての自覚を持ちたい。2022/07/08
むちれお
1
神奈川新聞に連載されていたものらしい。アンクルトリスのキャラクターが好きなので読んでみた。船好きなのがよくわかるね。2022/01/09
Shinobu Asakura Yamamoto
1
横浜を代表する芸術家の1人。2018/05/08