内容説明
食べる前に知ってください、愛すべき家畜と呼ばれる生き物のお話を。ベストセラー『ゾウがすすり泣くとき』の著者が、誰も目を向けなかった家畜に思いをはせた意欲作。
著者等紹介
マッソン,ジェフリー・ムセイエフ[マッソン,ジェフリームセイエフ][Masson,Jeffrey Moussaieff]
1941年シカゴ生まれ。元精神分析学者。ハーヴァード大学でサンスクリット学を学ぶ。トロント大学教授、カリフォルニア大学バークレー校客員教授を経て、ニューヨークにあるフロイト文書館の企画ディレクターを務める。オークランド大学哲学科の名誉特別研究員。フロイトの書簡集の編集や翻訳を手がけるほか、動物の感情を扱った著書も多数ある。長年カリフォルニア州バークレーに暮らした後、ニュージーランドのオークランドに在住
村田綾子[ムラタアヤコ]
翻訳家
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感想・レビュー
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本多
5
図書館:家畜にだって感情はある。そんな生き物の肉を食べるのはおかしい。だから菜食主義者になろう。著者の考えを纏めれば、こうでしょうか。著書の中で同意できるところも多々ありました。しかし、どこか過激な動物愛護団体と似た匂いがするというか…。確かに惨い集約型の農場は無くなった方が良いと思います。しかし、だからと言って肉食は罪でしょうか。命を奪う事が罪なら、菜食主義者も同じでは?人間と動物の命が同じ重さであるなら、動物と植物だって同じはず。大切な事は命を奪う、奪わないではなく、いかに感謝と尊敬を抱き貰った命の分2012/12/18
スノーシェルター
2
読み疲れた。話が長くてしつこい。豚に始まり、鶏・羊・山羊・牛・アヒル…要するに家畜にも感情があるから食べるなってことらしい。クジラの問題を思い出した。命の尊さを理解し感謝して食べれば…と思うのは残酷なのかねぇ。2010/03/06