内容説明
中国古来の「秘密結社」が、どのような変遷で犯罪集団へと化していったのか。全世界に根を張り暗躍する200万人のチャイニーズ・マフィアの全貌を、中国裏社会に幅広いネットワークを持つジャーナリストが解き明かす、衝撃の書。
目次
第1章 中国黒社会の淵源
第2章 台湾黒社会
第3章 香港黒社会
第4章 大陸を席巻する台湾・香港黒社会
第5章 中国黒社会の現状
第6章 世界に広がる中国黒社会
著者等紹介
田雁[デンイエン]
ジャーナリスト。1958年、中国・蘇州出身。蘇州大学卒業後、同大助教授を経て、東京大学・同大学院へ留学。その後、在日中国人向け週刊新聞『中文導報』の政治・経済担当記者として、国内外で活躍。世界の中国人社会に幅広いネットワークを持つ。「中国人の目から見た日本社会と米国社会の比較」が現在興味あるテーマ
鈴木健一[スズキケンイチ]
編集者、ライター。1968年、千葉県出身。ビジネス書、法律書、日中近現代史などを中心に幅広く手がけ、「中国の法治状況」についての知識も深い
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感想・レビュー
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ばんだねいっぺい
23
日本を除くアジアの反社会組織について、体系的にさらりと講義してくれる良書。「張君」の項は、秀逸な犯罪ルポとなっていて手に汗をかいた。これからの華文ミステリー読むときや、アジア映画を見るときに役立てられるといいなぁ。2020/09/13
臓物ちゃん
8
「世界の戦争のシステムは無尽蔵に現れるチャイニーズマフィアが拳銃片手に戦場につっこんでくるというシステムになった…」(by平野耕太『以下略』)というくらいサブカルの敵キャラで引っ張りダコな中華マフィアについての本。ていうか読メで登録すんの俺が初か。「最近物騒だから自衛のために銃でも買うか…」→「銃買ったらブッ放ちてぇ!ヨーシ手当たり次第殺すぞー!」て感じの基本ロクでもない奴しか出てこない。大学サークルからマフィアに発展した四海幇など、裏社会のパネェ歴史が知れる一冊。2015/05/21
bitotakeshi
1
中国の黒社会について広く浅く記されている。文字大きめで読みやすいので、なんとなくわかればいいって人向け。2015/10/30
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