内容説明
大漢最盛期の皇帝武帝の孫、昌邑王の劉賀は、好きな車馬を飛ばす走り屋だった。はからずも皇帝に擁立されて長安に入りその悲劇がはじまる。呪詛、陰謀、愛憎うずまく宮廷にあって二十七日でその地位を追われ、ついには辺境の地、海昏国の列侯に…その三十四年の生涯とは?
目次
1 「放縦」の昌邑王
2 揺れる皇宮
3 皇帝を廃立した人物
4 短命の天子
5 悲しき海昏侯
付録
著者等紹介
陳政[チンセイ]
江西文化研究会秘書長・文化学者・江西省作家協会副主席・江西省文芸学会副会長・美術評論委員会主任
盧星[ロセイ]
江西師範大学歴史系教授・秦漢史学者
方志遠[ホウシエン]
江西師範大学歴史系教授・江西歴史学会会長
向井佑介[ムカイユウスケ]
1979年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程から京都大学人文科学研究所助手・助教、京都府立大学文学部講師・准教授を経て、京都大学人文科学研究所准教授。専門は中国考古学・歴史考古学
田中一輝[タナカカズキ]
1983年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、立命館大学専門研究員。専門は六朝史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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