内容説明
21世紀は、A・スミスの「見えざる手」が復活する時代だ。これを取違えてきた報いが、諸々の「不幸な結果」なのだ!本書は、19世紀来のこの誤解を解き、経済思想の転成を図る。
目次
第1章 価値論と課税論
第2章 生産的労働論と価値論
第3章 価値論におけるスミスとリカードの相違
第4章 市場社会における富と価値―スミスとリカード
第5章 付加価値論の体系
第6章 資本投下論と「見えざる手」
第7章 「見えざる手」の論理
第8章 重商主義の不幸な結果
第9章 スミス経済思想の検証
第10章 自由主義と資本主義
著者等紹介
星野彰男[ホシノアキオ]
1935年広島市で生れ、東京都で育つ。1960年一橋大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科博士課程修了。現在、関東学院大学経済学部教授、経済学史・社会思想史専攻、博士(社会学)
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