内容説明
永遠につづくもの、目に見えないものを守り社会の差別と闘いつづける教育者の今こそ伝えたい言葉がここにあります。
目次
1 百合ちゃん、許して下さい(基生君・公孝君・みちよちゃん;自称空手柔道五段 ほか)
2 汚れた手と美しい手(一杯のウドンから;いびつにしたのは誰か ほか)
3 泥まみれの教育者になってやれ(恐ろしかったこと;大人は子どもの友だちです ほか)
4 祈りはいりません(誇りをもってすすめる仕事;ろう下で鉢合わせ ほか)
著者等紹介
福井達雨[フクイタツウ]
1932年、滋賀県近江八幡市に生まれる。1956年、同志社大学を卒業。学生時代より、障害児の教育と差別問題に取り組む。教育心理学を専攻。1962年、多くの人の協力により、知能に重い障害をもつ子どもの施設、止揚学園を設立する。止揚学園は共同体制をもつ施設であり、障害児・者差別に対する抵抗運動、教育権運動を起こすなど、真摯な活動を続けている。その間、アジアの国々、西欧諸国および日本国内の講演に東奔西走。中日新聞社会福祉賞、京都新聞社会福祉賞、小原教育賞、毎日社会福祉顕彰など数々の栄誉を受けている。また、大学で障害児教育の講座をもち、教育者の養成にあたるとともに、NHKテレビ、民放テレビに多数出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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