サンガ新書
職業としてのプロ野球解説者

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784901679466
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

野球の魅力と真実を人々に伝える「プロ野球解説者」。馴染み深くもベールにつつまれた稀有な職業だが、必ずしも「名選手」が「名解説者」になるとは限らない。―「プロ野球解説者」とはいったい何者なのか?解説者歴二十六年の“エモやん”こと江本孟紀氏が、「プロフェッショナル」としてのプロ野球解説と、放送席の舞台裏を、ファンのために初めて明かした!スポーツアナウンサー・深澤弘氏との特別対談も収録。

目次

序章 「ベンチがアホやから」事件を超えて(関西球界からは完全シャットアウト;ある新聞記者からかかってきた電話 ほか)
第1章 “エモやん”が見た!プロ野球解説者の実態(「評論家」ブランドの勘違い;全国に一四〇人以上いるプロ野球解説者 ほか)
第2章 選手たちが妄信する「大リーグという病」(ウェイトトレーニングは選手寿命を長くできるか?;筋トレマニア中心の二〇〇三年巨人で故障者続出 ほか)
第3章 職業解説者から見た球団、球界の二重構造(スカウトはどのようにして有望な新人を探してくるのか;ドラフト制度導入後、スカウトの裁量権は縮小 ほか)
第4章 特別対談 プロ野球を十倍楽しくする中継(深澤弘;江本孟紀)(どうしたら解説者になれるのか;「ベンチがアホに見える選手はただもんじゃない」 ほか)

著者等紹介

江本孟紀[エモトタケノリ]
プロ野球解説者。1947年7月、高知県生まれ。高知商業高等学校、法政大学、熊谷組を経て、1971年、東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)入団。その後、南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)、阪神タイガースで活躍し、1981年、現役を引退。1992年、参議院議員に当選し、2001年には参議院初代内閣委員長に就任。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送などでプロ野球解説者として活動する傍ら、タイ王国ナショナルベースボールチーム総監督に就任。野球界の発展に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

showgunn

7
プロ野球解説者という仕事について書かれた本はけっこう珍しいんじゃないかな。 巨人を中心に桑田や清原をボロクソに貶す前半はめちゃくちゃ面白かったが後半のウェイトトレーニング批判やメジャーリーグ志向に苦言を呈すところは凡庸だった。もっと色んな人をボロクソに言ってほしかった。 それでもエモやんがプロ野球解説者の仕事をどんな役割であるか、自分のすべきことは何か、誠実に考えていることはよく伝わってきました。2016/07/22

Kaz

7
確かに、ラジオは解説者によって野球の面白みが変わります。「なるほど」と思う解説もあれば、「それは違うやろ」とか「今その話はいらん」という解説もあります。また、ラジオは、言葉を聞いて脳内でプレーを再現するので、実況をするアナウンサーの力量は、解説者以上に重要です。「いらん話はええから、実況してくれ」と思うこともしばしば。それより何より、最近、ラジオの野球中継の量が減っているのも気になります。下手でもいいからペナントレース中は各局ラジオでの中継は必須にして欲しい。また、他局で同じ試合の実況もやめてほしい。2014/02/21

ntahima

6
「ベンチがアホやから野球がでけへん」のエモやん著。ユニークと言うかネタ切れと言うか解説者を題材にした本。世紀のトレードで阪神入りした時、全盛期の江夏が忘れない阪神ファンからはかなり厳しい目で見られ苦労したと思う。34歳の早過ぎる引退の後書いた『プロ野球を10倍楽しく見る方法』がヒット。選手目線の毒舌とプロ野球選手にしては達者な文章が新鮮だった。あれからはや30年。後輩解説者への苦言と昔日のプロ野球礼賛等かなり保守的な内容で「老いたりエモやん!」と言わざるを得ない。下宿にて著者のラジオ解説を聞きながら記す。2012/04/30

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