内容説明
患者と向き合い、こころと出会う。医者として本当に伝えたかったこと。生死のはざまで揺れ動く患者のこころ、医師のこころ。切実な感情が交錯する医療の現場で、生きることの意味を問いつづけた医師の「涙の診察日記」。
目次
1 こころが救われなければ何の命を救うことになろうか(月光;深慮遠望 ほか)
2 こころの診察室(才媛の悲劇;地位も胃も失う ほか)
3 医者と患者のこころの内(夫の義務;キチンドリンカー ほか)
4 医者の呟き(フグ中毒;手術の決断 ほか)
著者等紹介
佐藤英一[サトウエイイチ]
1935年、東京生まれ。神戸大学医学部卒業後、アレルギー学、腎臓病学を専攻。神戸大学医学部教授を経て、同大学名誉教授。常に医者と患者とのあり方を問いつづけながら、惜しくも2006年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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