声が世界を抱きしめます―谷川俊太郎 詩・音楽・合唱を語る

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  • サイズ A5変判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901665551
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

詩と音楽との親密で深遠な関係から、合唱、声、朗読、芸術、教育まで縦横に語り合い、歌の魅力と創造の源泉に迫る、詩人と音楽家の優雅で奥深いアンサンブル。

目次

第1楽章 詩は音楽にあこがれる―合唱講座第一部(それはすでに言葉ではない―詩が音楽になること;音楽がまず僕の一番の基本にあります―音楽との出会い ほか)
第2楽章 詩と音楽が生まれるところ―合唱講座第二部(わたしにはみえないものをてんしがみてくれる―芸術の根源にあるもの;そんな世界を私は信じる―合唱の声とドラマ ほか)
第3楽章 いつまでも終わらない歌が―合唱講座の作品を振り返って(サッカーによせて;ひみつ ほか)
第4楽章 目の前の誰かに手渡すように―声・朗読・合唱(合唱と声;朗読と声 ほか)
第5楽章 意味ではなく存在に迫るもの―詩・音楽・芸術(谷川作品の音楽性;芸術としての詩と音楽 ほか)
アンコール 谷川俊太郎への33の質問

著者等紹介

谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞、1982年『日々の地図』(集英社)で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』(思潮社)で第1回萩原朔太郎賞、2010年『トロムソコラージュ』(新潮社)で第1回鮎川信夫賞など受賞・著書多数。詩作のほか絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く活動

中地雅之[ナカジマサユキ]
1964年東京生まれ。東京学芸大学音楽科教育学研究室教授。東京学芸大学大学院、ザルツブルグ・モーツァルテウム大学大学院修了。音楽教育学で博士号を取得。岩手大学を経て現職。国立音楽大学非常勤講師(音楽教育学担当)。ドイツ語圏と日本の音楽教育に関する比較研究に従事し、またピアニストとしてリサイタルを定期的に行っている。現在、日本オルフ音楽教育学会代表、国際多元美学教育学会理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

20
谷川俊太郎さんの詩が、一番多く、音楽にもなっているという事実を初めて知った。そんな谷川俊太郎さんと、音楽とのコラボレーション。確かに、好きな詩人の方は何人かいて、その中では谷川さんが、一番、メロデイが浮かぶようにも思う。音楽になることで、新たな一面も浮かび上がるということも凄い。音楽家に、そんな気にさせるのも、谷川さんならではなんだろう。2019/03/27

なおみ703♪

8
谷川さんは、詩を書き始める以前から聴いていた音楽が自身の人生を作ったと述べている。「音楽にあこがれ」「音楽のように」なりたいと焦がれる。「琴線に触れた音楽」からことばが、そして詩が生まれる。詩も音楽も「言語以前」の意識下、魂とも呼ばれるところから生まれるという。芸術観が詰まった良書。書き下ろしの詩「合唱」の「みんなで歌っています 見えない声のオーロラが幻のように心に広がり 声が世界をだきしめます 私の声ではありません あなたの声でもありません 合唱の声は人間を超えて 宇宙の始まりにちかづきます」が好き。 2019/03/31

つくし

2
哀悼の意を込めて拝読。文字として綴られる詩と、朗読することについての対話も興味深いけれど、主題となる合唱。だれかひとりの声ではなく、合唱の声になるという捉え方がすごくいい。そして圧倒的データベースの量にびっくり。こんなにも音楽と深く関わっている詩人だったとは。2024/11/21

遠野空

2
言葉がとても綺麗で素敵。2024/11/17

はざくら♪

1
書き下ろしの「合唱」という詩が、信長貴富により2曲の合唱曲になっていて、最近その曲の勉強会をしたので、読んだ。この本に出てくる合唱曲もたくさん知っている。やさしい言葉で真理を語る、谷川さんは偉大な詩人ですね。2023/09/14

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