出版社内容情報
《内容》 東洋医学を志す者にとって、そのベースとなる東洋(アジア)世界をどう捉えたらよいか―。さまざまな角度から東洋学・東洋思想、さらに身体論を追究してきた研究者の発言はわかりやすく、あらためて東洋世界がその深遠な姿を見せてくれる一冊。
《目次》
口絵 宇宙大巨神 内径(景)図 足を噛む童児 黄縮緬地櫻樹に文字文様小袖
巻頭エッセイ 気の原義
総特集 東洋の身体知
東洋を形づくる思想 柔かい気・剛い気
人体をめぐる「気」
日本において「気」はどう捉えられてきたか
インタビュー 「気」から中国思想を読み解く」
コラム1 「元気」の出し方
鼎談 「理想の身体」とは何処にあるのか 養生と健康観の変遷
養生思想を支える「リアリティ」の現在
経書の中の数と身体
コラム2 身体の風景 唐使点描
対談 「目に見えない力」を図像に見る
コラム3 存在驚異としての音
現代に語りかける『杉山真伝流』の鍼術
森ノ宮医療学園「はりきゅうミュージアム」~目で味わう鍼灸の歴史
元気の文化~「未病」を取り去る薬膳料理