目次
第1編 坂家連璧考(久坂玄瑞の神医説―安政末における起医の決心;京坂遊学期における久坂玄機の交友関係について)
第2編 防長王学の展開(幕末長州支藩の王学派台頭に関する俯瞰的考察―吉村秋陽とその門人の軌跡を軸として;高杉東行の王学信奉に関する覚書)
第3編 医侠松本涛庵の研究(長府藩医松本涛庵に関する若干の考察;松本涛庵の医事―古谷道庵との交渉を中心として)
第4編 下関と広瀬旭荘―通儒の悲劇(嘉永四年広瀬旭荘の長府娶嫁及び藩儒招聘に関する一考察;広瀬旭荘晩年の赤関厄難について―『日間瑣事備忘録』に見る婚家当主清水麻之丞との紛擾顛末)
第5編 下関出身の草莽儒医とその活躍(湖南の儒医中村徳寅について;福地苟庵小伝―長府に生まれた桜痴居士の父;石橋陳人『茂園残話』の研究―福地苟庵の著述をめぐって;沈浪仙の和詩収集と長崎文人―福地苟庵『蕪稿』とその周辺)
著者等紹介
亀田一邦[カメダカズクニ]
1961年、山口県下関市生まれ。1985年、二松学舎大学大学院文学研究科(中国学専攻)修士課程修了。現在、九州国際大学付属中・高等学校教諭。山口県史編さん調査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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