唐代の道教と天師道

個数:

唐代の道教と天師道

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901654159
  • NDC分類 166.2
  • Cコード C3014

内容説明

日本、中国や欧米の学界において、唐代の道教には上清派を中心に霊宝・洞神・正一派など多数の教派が存在するという学説が半世紀もの長きに亙り信じられてきた。本書において、著者はその定説を根本から批判、唐代に行われていた道教は唯一「天師道」だけであることを明らかにする。唐代の道教教団の位階制度と国から与えられる給田との実態を分析して、道教が仏教に匹敵する規律ある教団組織をもっており、さらに道士の法位と受法のカリキュラムとの対応関係から、今まで各教派の経典とされてきたものが天師道のカリキュラムの中に的確に位置づけられ、すべての道士が天師道に属していることを実証する。文献を踏まえつつも従来見過ごされてきた法律や勅令など歴史史料をも活用して、曖昧な理解を許してきた道教に対する真の姿を明確に示した世界的な業績である。

目次

第1章 唐代の道教教団と天師道(唐代の道士の位階制度;「道家」・「道教」・「黄巾」と天師道 ほか)
第2章 天師道における受法のカリキュラムと道士の位階制度(梁代初期の天師道の道士の受法のカリキュラム;天師道の受法のカリキュラムと三洞四輔説 ほか)
第3章 経〓の伝授における三師説と上清経〓伝授の系譜の形成(経〓の伝授儀における三師(度師・籍師・経師)の観念
『洞弦霊宝三師記』における上清大法の伝授の系譜 ほか)
第4章 『昇玄経』の編纂と昇玄法師(『昇玄経』の成立年代;『昇玄経』の編纂者と天師道 ほか)

著者等紹介

小林正美[コバヤシマサヨシ]
1943年東京に生まれる。1967年早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業、1973年同大学院文学研究科博士課程東洋哲学専攻修了。1983‐85年、ハーバード大学イェンチン研究所招聘研究員。1994‐95年、北京大学哲学系交換研究員。現在、早稲田大学文学部教授、道教研究所所長、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

8
「道教と仏教の教団組織における基本的な共通点は、ともに信奉者が出家して道観や仏寺に居住する、出家制度を執っていることである。道教では道士は出家して道観に居住し、仏教では僧侶は出家して仏寺に居住していた。それゆえ政府の二教に対する管理は道観と仏寺を通じて行われた。政府の管理は規制と保護の二面において行われ、規制面では道観や仏寺の設置、道士や僧侶の出家には政府の許可が必要であった。他方、保護の面では道士や僧侶には経済的援助として給田が施行された。また徭役や租税が免除され…俗人とは異なる一定の保護が与えられた」2021/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1914368
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品