内容説明
13世紀、イタリア文学草創期からバロックの時代にかけて、過酷な因襲と闘う女性表現者たちがいた。文学史の空白を埋めて、叡知に富む、きらびやかな言説が、今、よみがえる。
目次
イタリア文学の夜明け
異端の女と聖女
人文主義
女性論―バルダッサーレ・カスティリオーネの『廷臣論』を中心に
ペトラルキズモ
詩人たち1
詩人たち2―娼婦詩人
詩人たち3
女性による女性論
魔女と訴えられた女性
美しきユダヤ娘
ガリレーイの娘、尼僧マリーア・チェレステの手紙
もうひとつのゲットーから―尼僧作家アルカンジェラ
ジャコバンの女―エレオノーラ・デ・フォンセーカ・ピメンテル
著者等紹介
望月紀子[モチズキノリコ]
東京外国語大学フランス科卒業。イタリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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