内容説明
ワーグナーの楽劇は、何がすごいのか。どうして、人の心をつかむのか。ひとつひとつの音譜を手がかりに、著者は、ワーグナーの包摂する力とがっぷり組んで、精緻に読み解く。
目次
第1部 ロマン的オペラ三部作(嵐と衝迫―さまよえるオランダ人;思いもかけぬ一撃―タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦 ほか)
第2部 “ニーベルングの指環”四部作(三つの策略―ラインの黄金;予感と現前―ヴァルキューレ ほか)
第3部 その他の楽劇三作(嘆きの調べ―トリスタンとイゾルデ;古さと新しさ―ニュルンベルクのマイスタージンガー ほか)
第4部 ワーグナーへの三つの視点(不幸な概念―示導動機再考;祖型への回帰―パンテトラコルド ほか)
著者等紹介
三宅幸夫[ミヤケユキオ]
1946年、東京生まれ。慶應義塾大学名誉教授・音楽学。讀賣新聞音楽評担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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