内容説明
当代随一の女性詩人が綴る詩の存在論。書き下し「富岡多惠子の詩」収録。
目次
1 詩のゆくえ(左川ちかと緑のたたかい;“大きな私”から“等身の私”へ―追悼・永瀬清子;あたたかい闇/死の芽吹き―牟礼慶子 ほか)
2 詩の抱擁(少々ぶきっちょな;頬ずりの詩人―まど・みちお;福間健二の映画―『岡山の娘』詩と映画と/『わたしたちの夏』涼しい孤独/『あるいは佐々木ユキ~A Fairy Tale』天使という縁飾り ほか)
3 廻る記憶(新体詩人たち;恋詩の系統―『於母影』から『若菜集』へ;この世ならざる縁―蒲原有明の象徴主義 ほか)
著者等紹介
井坂洋子[イサカヨウコ]
1949年、東京生まれ。上智大学文学部卒業。詩人。著書に詩集『GIGI』(H氏賞)『地上がまんべんなく明るんで』(高見順賞)『箱入豹』(藤村記念歴程賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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