内容説明
中世と近代のはざまで人間を誕生させたカラヴァッジオ。描写技術で視覚に変容をせまるフェルメール。戦争と内乱の最中、感覚で人間の向う側に触れるゴヤ。3人の画家の作品を通して、現代の絵画の源流を探る。
目次
序章 近代まで
第1章 カラヴァッジオ―人間の誕生
第2章 フェルメール―視覚の変容
付章 眼は、触れる―フェルメールと映画『オランダの光』
第3章 ゴヤ―感覚の彼方、人間の向う側
終章にかえて
著者等紹介
千葉成夫[チバシゲオ]
1946年、生れ。早稲田大学文学部美術史学科大学院博士課程修了。パリ大学附属美術考古学研究所に学ぶ。東京国立近代美術館勤務を経て、2000年から中部大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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