卓球王国ブックス
笑いを忘れた日―伝説の卓球人・荻村伊智朗自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901638173
  • NDC分類 783.6
  • Cコード C0075

内容説明

世界選手権で12個の金メダルを獲得し、「世界の卓球史の中で、もっとも成功した選手のひとり」と言われた荻村伊智朗。指導者としても数多くのチャンピオンを育て、卓球理論を次々と発表する、希代の卓球理論家でもあった。国際卓球連盟の会長に就任してからは、「卓球のメジャー化」をめざし、卓球のカラー革命、ランキングシステム、賞金大会創設などに手腕を発揮した。その伝説の卓球人・荻村伊智朗の自伝、講話、インタビュー、原稿を一冊にまとめた。

目次

第1部 『卓球・勉強・卓球』より(卓球をはじめる―高校時代;笑いを忘れた日―努力の日々 ほか)
第2部 『スポーツは世界をつなぐ』より(オリンピック種目になった卓球;世界をつなぐ ほか)
第3部 『卓球ジャーナル』巻頭言より(天才はいるのだろうか。いる。それは君だ。)
第4部 『インタビュー・講演』より(「卓球は、時間と空間の芸術だ」;「自己の戦術と創造を貫く」)

著者等紹介

荻村伊智朗[オギムライチロウ]
1932年(昭和7年)6月25日、静岡県伊東市に生まれる。東京都立西高校で本格的に卓球を始め、東京都立大学(現・首都大学東京)2年の時に全日本軟式選手権優勝。翌53年に日本大学に転学し、全日本硬式選手権で単複優勝。初出場の54年世界選手権ロンドン大会で男子単・団体優勝、56年東京大会でも単・複・団体の3種目を制するなど、現役時代に世界選手権で12個のタイトルを獲得する。65年に現役を退き、日本卓球協会理事として、新設された強化対策本部の強化主任に就任。海外での指導にも積極的で、73年にITTF(国際卓球連盟)理事、79年にITTF会長代理を経て、87年のITTF総会で第3代ITTF会長に就任。外来スポーツで日本人初の国際競技連盟の会長として、卓球の発展と国際化に尽力、91年世界選手権千葉大会では「統一コリア」チームの参加を実現し、その功績が内外から高い評価を受けた。「卓球のカラー化」「賞金大会の創設」「ラージボールの企画・開発」などの改革に着手し、94年12月4日逝去、享年62歳

今野昇[コンノノボル]
月刊「卓球王国」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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まっつ

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ハイリスクを続け、それをハイセーフティーに変えるのが重要、今の卓球界のトレンドだとTT彩たま坂本監督がインタビューで語っていたが、ガシアンがその方法で世界を獲ったことを30年近くも前に講演で伝えていたり、その他普遍的な理論を数多く発信していた事を知る。アウシュビッツで殺害されそうになるドイツのナショナルチャンピオン選手を、卓球好きのドイツ軍将校が気付き、不発弾の処理という殺す機会をランダムにする配慮をして、奇跡的に生き残り、戦後プレーヤー・コーチとして活躍する話は、今の環境へのより一層の感謝を深くできた。2021/02/13

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