内容説明
18年ぶりに卓球の世界選手権女子団体のメダルを日本にもたらした前全日本女子監督の近藤欽司。インターハイの女子団体では前人未踏の38年連続出場、8度の全国優勝を成し遂げた、その指導人生のすべてを詰めた一冊。幾度もの挫折、苦難、病を乗り越え、選手を鍛え、「人」を育て、心を通わせた卓球指導が栄光をつかむまでのすべてをこの書にまとめた。
目次
第1章 卓球との出合い、そして指導者への道
第2章 選手たちとの出会いと、個性の生かし方
第3章 国際大会で学んだこと
第4章 指導術その一・インターハイに向けたチーム作り
第5章 指導術その二・試合で役立つ練習とは何か
第6章 指導術その三・誰にでも指導の転機を訪れる
最終章 今振り返り思うこと
著者等紹介
近藤欽司[コンドウキンジ]
1942年(昭和17年)9月25日、愛知県知立市に生まれる。名古屋電気工業高校(現・愛工大名電高)時代にインターハイ団体優勝、国体優勝を果たす。卒業後、日産自動車(神奈川)に入社。日産退社後、教員資格を得るために法政大学入学。1965年から白鵬女子高校(当時・京浜女子商業高)の監督を務め、インターハイの学校対抗で8度の優勝を達成。数多くのチャンピオン、日本代表を育てる。アジアジュニア大会の監督、全日本ナショナルチームコーチを経て、93年・95年・97年・99年・2000年・2001年の世界選手権の全日本女子チームの監督を務める。2001年の大阪大会では女子団体で18年ぶりのメダルを獲得した。インターハイでは38年連続出場を続けている。(財)日本卓球協会・競技者育成プログラム策定委員
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