日本二千六百年史

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日本二千六百年史

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  • サイズ B40判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784901622950
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0221

内容説明

日米両政府が発禁にした歴史書、待望の新書化!削除された「不敬罪違反」部分を復原!

目次

日本民族及び日本国家
日本国家の建設
儒教及びシナ文明の伝来
大化改新
仏教は如何にして日本に栄えしか
奈良朝の文化
平安遷都
貴族政治の堕落と武士勢力の台頭
源氏と平氏
鎌倉幕府の政治〔ほか〕

著者等紹介

大川周明[オオカワシュウメイ]
昭和戦前の国民に多大な影響を与えた思想家。明治19年、山形県酒田市生まれ。荘内中学、熊本第五高等学校を経て東京帝国大学に入学、インド哲学を専攻。卒業後、拓殖大学教授などを務める一方、アジア解放・国家改造の実践に奔走、軍部に接近し、革新将校との結びつきを強めた。昭和7年、五・一五事件に連座し禁固五年の有罪判決を受け服役。昭和12年に出所すると、すでに勃発していた日中戦争から、さらに日米戦争へと突き進まんとする国家的気運の中で、アジア主義・日本精神復興を軸とする言論活動を精力的に展開、同14年にその集大成として『日本二千六百年史』を上梓するや、官憲の弾圧を受けつつも、たちまち数十万部を売り尽くす大ベストセラーとなる。昭和32年71歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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onasu

23
日本史の始まりが皇祖から説かれるのには、戦後教育を受けてきた身には違和感ありありだが、その後には、さほどの違和感を感じないというか、流石は戦前でもベストセラー、すとんと納まるように書かれている。  ただ、教育勅語が文面だけ見れば、間違ったことがないように見えるのと同じように、明らかに現代の多くとは違う歴史観で書かれており、また地政学的環境の異なることも明白。  すとんと納まるのは、ストーリーによるものであって、それこそが怪しいのだが、異論であっても、発禁にならない現代のありがたさと、難しさも感じられた。2018/04/23

Tomoichi

22
読んだのは、毎日ワンズ版。大川周明による日本史論。不敬罪違反で削除された箇所も復原しているが、今日の社会に生きる私には首をかしげるところも多くあり興味深かった。また彼がキリスト教に対して好意的に書いてるのも驚きでした。イスラム教も研究していた記憶があるのでそれも関係あるのかな?2022/01/29

金吾

21
○通史ではなくポイントを押さえながら進みます。当時の知識人の典型的な一つの例を知ることができます。天皇に対する考えは一貫しており興味深いものがありました。2022/01/12

CCC

14
大上段に構えたタイトルはアレだが、思っていたほど珍妙なことは言っていなかった。基本視点が上に向いていて下方向を見ていないきらいはあるが、それも時代背景を考えると致し方ないと思う。ただ歴史書としては価値判断が過剰に差し挟まれていると感じた。評価だけならまだしも、ちょくちょく大仰な修辞が入っていて情緒的な印象を受けた。格調は高いのだけど客観的な文章には思えなかった。2021/07/05

いりあ

12
思想家 大川周明が第二次世界大戦が勃発した1939年(皇紀2599年)に発表した歴史書。日本2600年の歴史を独自の視点で論じてます。高天原から江戸幕府の終焉まではかなり詳細に記述されています。源頼朝や足利尊氏への見方は面白いです。ここに書かれている事が当時の日本人にとって一般的な考えだったかは疑問ですが、日本民族が、普通に日本民族としていられた時代の歴史観を垣間見ることができ、目からウロコな内容がたくさんあります。あえて今の時代に読むのが良いと思いました。本書は世界維新に向けての提言で終わります。2018/11/22

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